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シンガポール政観、北アジア局長が交代へ−新局長、「市場動かしたい」

  • 2010年3月25日
 シンガポール政府観光局(STB)は4月1日付けで、北アジア局長のポール・タン氏が本局に帰任し、後任にスー・シュー・キョン氏が就任する人事異動を実施する。STBが3月24日に開催したレセプションの場でスー氏は、「日本人訪問者数が減少しているのは事実。まずは旅行業界のパートナーの皆様とお話し、減少の背景をよく理解したい」とし、「日本市場を動かしたい」と抱負を語った。

 また、スー氏は「日本は成熟市場であり、マラソンなどSIT、MICE、シニア層、富裕層、FITなど顧客層の開拓も進める」と説明。STBでは、ブランディングのテーマとして新たに「YourSingapore(ユア・シンガポール)」を設定しており、多様な魅力を旅行者が自由に選択できるデスティネーションであることをアピールしていく方針だ。6月か7月には日本語サイトを立ち上げ、本格的にプロモーションを展開する予定。

 なお、レセプションには多数の業界関係者が集まり、2007年から3年間の任期を終えたタン氏と名残を惜しみつつ、スー氏の着任を歓迎した。