スイス政府観光局は3月12日、都内でプレスブリーフィングを開催した。登壇したメディアマネージャーの押尾雅代氏によると、2010年は夏のスイスの魅力を提案するため、人気の高いハイキングとスイスの四季を感じる花々を観賞する旅を提案していく考えだ。

　今回提案するハイキングは、花を見たり鉄道に乗ったり山頂のレストランをめざしたりと、歩くことより楽しむことを取り入れたもの。スイス国内には森でのハイキングから氷河でのトレッキングまで、全土あわせて5万キロメートルにもおよぶバラエティに富んだハイキングコースがある。プロモーションでは、このうち12の代表的コースと20のおすすめコースを設置し、自然を身近に感じることができるアクティビティとしての楽しみ方を発信していく。スイスではすでに開始しているが、日本市場に対しては2011年に向けてハイキングパンフレットを作成する予定だ。

　また、花を求めて旅する「花の旅」も提案。ハイキング中や、列車の中からの景色、街の散策中など旅の途中で出会う花を楽しむというコンセプトで、各地方の花を紹介する。8月には新たなパンフレットも発行する。このほか、スイスならではの文化を持ちその土地の産地特産を提供するなどの条件を満たしたホテル、「ティピカリー・スイス・ホテル」についてもアピールしていく。星の数にとらわれないためラグジュアリーから素朴な滞在まで、好みのスタイルで快適に過ごすことができるホテルがそろうという。