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ニュージーランド政観、「人生観が変わる国」をアピール−セミナー開催で

  • 2010年3月15日
 ニュージーランド政府観光局(TNZ)は3月11日、ニュージーランド航空(NZ)と共催で、「KIWI LINK JAPAN 2010」トラベルセミナーとトラベルワークショップを開催した。ニュージーランドからサプライヤー16社が来日。セミナーでは各地域のデスティネーション紹介のほか、観光局のプロモーション方針が披露され、ワークショップでは完全アポイントメント制によるビジネスセッションがおこなわれた。セミナーの冒頭、挨拶に立った同局日本局長ジェイソン・ヒル氏は、2010年1月の日本訪問者数が前年同月比15.5%増の8700人だったことに触れ、「久しぶりの増加に喜んでいる。この傾向が今後も続くことを期待している」と話し、業界にさらなる協力を呼びかけた。

 また、NZ日本地区営業本部長の三航園恵氏は、「今年は日本就航30周年にあたり、スカイ・カウチと呼ばれる全く新しいエコノミークラスシートを採用した新機材も導入される。重要な年になる」と強調した。また、NZがエア・トランスポート・ワールド誌で「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことにも触れ、今後さらに高品質のサービスを提供していく意気込みを示した。

 NZ観光局では、「人生観が変わる国」というキャッチコピーのもと、3つの世界遺産とニュージーランド固有の動植物、ホスピタリティーと文化、治安のよさと食の安全性、グルメの4つのテーマを中心にプロモーションを展開していく方針だ。

 また、おすすめのウォーキングコースを歩く「KIWI WALK」のプロモーションも継続、現地の人たちとふれあいながら、ニュージーランドらしい体験ができることからより認知度を高めていきたい考えだ。このほか、Web Exというシステム会社を利用して、業界向けにウェブサイト上でセミナーを開催する「Webセミナー」という試みも紹介。時間や移動に制限がないので気軽に受けることができ、テーマ別のセミナー提供も可能として促進していく。また、セミナーの内容についてリクエストも受け付けていると付け加え、双方向でこのセミナーの質を上げていきたい考えを示した。