マカオ観光局は、このほど大学生を対象に実施した旅行商品の企画コンペ「ツアー商品開発コンテスト」の審査結果を発表した。コンペは、10代後半から20代前半の若年層の需要喚起をねらう「若者マカオ旅行企画チャレンジ事業」の一環。2009年12月17日までに全国11大学から応募があり、最優秀企画賞には琉球大学の企画を選定した。

　コンペは、プロジェクトやデスティネーションへの理解と表現、コンセプト、日程企画など10の評価項目を総合的に評価。選定は日本旅行業協会（JATA）、VWC2000万人推進室、マカオ航空（NX）、マカオ観光局からの審査員11名が担当した。マカオ観光局によると、琉球大学の企画は「マカオへの理解や表現力が高い」「ストーリー性やテーマが面白い」「説得力やモチベーションが高い」といった点が評価されたという。琉球大学には、副賞として3泊4日のマカオ旅行をコンペ参加の5名分提供する。

　なお、各大学の企画は、エイチ・アイ・エス（HIS）が11大学分すべてを商品化してパンフレットを作成。4月から販売を開始する予定だ。第2段階のコンペは10月ごろ公表予定で、次回はツアー販売に向けた販売促進企画案や広報活動も加味した評価を検討している。