フェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナルは4月、旅行業界向け会員プログラム「フェイマス」を開始する予定だ。これは、同社が展開するフェアモント、ラッフルズ、スイスホテルの3ブランドについてオンラインで学習するとフェイマスエージェントとして認定され、優待宿泊料金の利用や各ホテルの最新情報などを受け取ることができるというもの。フェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナル（フェアモント・ラッフルズ）ディレクター（グローバルセールス）の井上忠浩氏は、「旅行会社の担当者が欲しい情報を提供し、実際に泊まってもらうことでより良い商品や販売につなげてもらいたい」と話す。また、「ひとり勝ちできないのが旅行業界」と述べ、旅行会社や観光局などとともに協力していく姿勢を示した。

　3月11日には旅行会社担当者を招いたカクテルレセプションを開催、シンガポールからはフェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナルグローバルセールスのアジアパシフィック担当エグゼクティブ・ディレクターの谷中秀樹氏も来日し、日本市場の現状把握や意見交換をおこなっていた。

　会員プログラムでは、実際に宿泊した際にマネージャークラスの担当者からホテルについての詳細を聞いたり、予約宿泊数ごとにポイントが貯められ商品券や食事券と交換できるなどの
サービスも提供する。このほか、FAMツアーでの利用などを通じて日本市場での認知向上、販売拡大をはかっていく。