シンガポール航空、新支社長ウィルソン氏が着任−ゴー氏は西アジア地区VPに

  • 2010年3月11日
 シンガポール航空(SQ)日本支社長に、キャンベル・ウィルソン氏が3月8日付で就任した。ウィルソン氏は1996年のSQ入社後、カナダ支社副支社長、香港支社長などを歴任している。前任のフィリップ・ゴー氏はシンガポールの本社に戻り、西アジア地区リージョナル・バイス・プレジデントに就任し、アフリカ、中東、インド亜大陸、トルコを統括する。

 同日に開催した業界向けのレセプションの場で、ウィルソン氏は就任の抱負として「2009年は非常に苦しい1年で、まずはリカバリーをめざす」とコメント。中部、関空、福岡線に新機材のエアバスA330型機を投入していることや、羽田線への就航はそのための布石といい、さらにリカバリーの実現に向けては「旅行業界との関係をより強固にすることが重要」と強調した。

 なお、レセプションでは旅行会社や航空会社、国土交通省などからの多くの参加者がゴー氏との別れを惜しみつつ、ウィルソン氏の着任を歓迎した。