門司港レトロ観光列車、3月13日から運行再開

 北九州市の門司港レトロ観光列車(やまぎんレトロライン)が3月13日から定期運行を再開する。運行開始に合わせて、終点の関門海峡めかり駅周辺に観光スポットをオープン。想定2倍以上の利用があった初年度に続き、開業2年目も快走をねらう。

 めかえい駅周辺に開設するのは、昭和30から40年代に活躍した旧国鉄の客車を改装した「かんもん号」、国内最大級のたこ型すべり台などを設けた「めかり潮風広場」、運送会社の車庫を地産地消の飲食・物販施設として活用した「めかり潮風市場」の3つ。

 かいもん号は車内にカウンターを設け簡単な飲食物を提供するほか、門司港エリアや関門海峡の写真を展示する。

 めかり潮風広場は、関門海峡の地魚や地元で収穫した野菜などを使った和食料理をバイキングスタイルで提供する。料金は大人1050円。土日祝日はモーニング営業を行い、平日は15人から120人の団体客にも対応する。

 門司港レトロ観光列車は、九州鉄道記念館駅/関門海峡めかり駅間の約2.1キロメートルを2009年4月に開業。ネーミングライツで山口銀行の名を冠した。2両編成のトロッコ列車が1日13往復し、1往復約30分で運行する。初年度は当初予想の2倍に達する20万人以上が乗車した。今年は11月28日まで定期運行する。定期運行日以外でも団体貸切運転は可能。


情報提供:トラベルニュース社