航空局、スカイマークを厳重注意−安全管理上の不適切対応で
国土交通省航空局は3月9日、スカイマーク(BC)に対して安全管理上の不適切な対応があったとして厳重注意をおこなった。BCでは2月5日、BC017便の機長が運航開始前に、十分に声を出せない状態であった客室乗務員の職務遂行能力に懸念を抱いて乗務員の交替を求めたが、社長と安全統括管理者である会長がそのまま運航するよう指示。これに対し同機長が拒否したところ、機長を交替させ当該便を運航させていた。
航空局は、最高経営責任者と安全統括管理者は全社員に対して安全最優先の基本方針を徹底させ、輸送の安全性向上に努めるべき立場であると指摘。今回の対応は機長の安全上の判断を否定して運航を命ずることが安全運航体制を脅かしかねない行為であり、安全管理上不適切であったと判断し厳重注意に至った。
BCでは同日にホームページ上に文書を掲載。今回の厳重注意を真摯に受け止め、利用者に対し迷惑をかけることのないよう、鋭意努力を重ねいく、と伝えている。
航空局は、最高経営責任者と安全統括管理者は全社員に対して安全最優先の基本方針を徹底させ、輸送の安全性向上に努めるべき立場であると指摘。今回の対応は機長の安全上の判断を否定して運航を命ずることが安全運航体制を脅かしかねない行為であり、安全管理上不適切であったと判断し厳重注意に至った。
BCでは同日にホームページ上に文書を掲載。今回の厳重注意を真摯に受け止め、利用者に対し迷惑をかけることのないよう、鋭意努力を重ねいく、と伝えている。