全日空、1月の国際線旅客数は14%増、利用率も全方面で大幅改善

  • 2010年3月10日
 全日空(NH)の2010年1月の国際線旅客数は、前年比13.7%増の35万7323人となった。需要をあらわす有償旅客キロ(RPK)が16.5%となった一方、座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)は8.7%減とした結果、ロードファクターは17.0ポイント増の78.8%と大きく改善した。方面別でも、旅客数は北米、欧州、アジア・オセアニアの全方面で13%台の伸び。利用率は北米が15.1ポイント増の81.9%で最も高く、アジア・オセアニアも18.5ポイント増の76.1%と好調に推移した。

 NH広報室では、「欧州はまだ完全に回復したとはいえないが、シンガポールやバンコク線は連日万席で、全体的に徐々に回復していると実感」していると説明。今後の予約状況も好調という。

 なお、国内線旅客数は3.3%減の280万9759人で、利用率は56.9%。ASKを6.0%減と絞ったところ、RPKは2.7%減に留まった。