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フィンランド能登氏、観光局とレップ契約、「元通り」に−課題の20万人めざす

  • 2010年3月9日
 元Visit Finland(MEK)日本局長の能登重好氏はこのほどMEKとレップ契約を結び、MEK日本代表として活動を開始した。2008年7月から2009年12月まではフィンランド大使館商務部内に移籍してプロモーションを展開してきたが、「いってみれば元に戻った」かたちだ。MEK支局のレップ化は中国、インド、イギリス、ロシア、フランスをのぞく全世界共通での方針という。現在は1名体制で、「従来とは収益構造も変わり、一からシステムを作り直し」ているところだが、今後担当者を採用し、来年以降に活動を本格化する。

 当面の目標は「従来からの課題である20万人の達成」。2009年は新型インフルエンザなどの影響もあり、前年比12.8%減の13万4264人と落ち込んだが、2007年と2008年は15万人を超えており、すでにイメージが浸透している強みをいかしつつ、さらに強化して増加をはかる。今年は11月初旬に東京でデザイン展の開催にあわせてワークショップの実施を予定しているほか、夏にはFAMツアーも計画。FAMツアーは、最近の旅行者の行動をふまえて「はじめてヘルシンキのみに滞在する」方針だ。

 なお、新体制の開始に先駆けて、昨年9月からはウェブサイトの多機能化にも着手。コテージやログハウス、ファームステイなど通常の流通経路には乗りにくい宿泊施設も予約可能なホテル予約機能をつけたほか、旅程作成機能も盛り込んだ。現在は最終的なチェックを進めており、4月ごろの本格稼動を予定している。


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