日本発航空運賃、値上がり傾向か−アメックス調査、第4四半期に9%増

  • 2010年3月9日
 アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(アメックス)によると、2009年第4四半期(2009年10月1日〜12月31日)の日本発航空運賃が前年比9%増となった。座席クラス別では、ビジネスクラスの正規割引運賃が11%減となった以外は値上がり。ファーストクラスの正規運賃は13%増、ビジネスクラス正規運賃は11%増、エコノミークラス正規運賃10%増、エコノミークラス正規割引運賃8%増となった。一方、方面別では北米圏が13%増と最も値上り幅が大きく、アジア太平洋圏内は8%増、欧州・中東圏は7%増となった。

 アメックスによると、世界中で景気後退が顕著であった昨年は需要の減退と座席クラスの引き下げが予想されたが、航空会社が利益確保のために保有機材の削減や減便・運休を実行したことから、航空運賃の全体的な値上がりにつながったとの分析だ。