タイ国際航空、2009年は営業収入19%減も黒字転換、純利益約201億円

  • 2010年3月8日
 タイ国際航空(TG)は2009年12月期(2009年1月1日〜2009年12月31日)の純利益が73億4400万バーツ(約200億9400万円)となり、213億7900万バーツ(約584億9500万円)の純損失を計上した前年から黒字転換した。営業総収入は、景気後退や新型インフルエンザ、価格競争、燃油サーチャージの値下げなどにより19.1%減の1638億7500万バーツ(約4483億8000万円)と大きく減少。これに対して、営業経費が燃油費の下落や運航便数の縮小などにより31.1%減の1557億6800万バーツ(約4261億9800万円)なったほか、コスト管理や経費削減、為替差益なども黒字確保に貢献した。

 なお、2008年から2009年にかけての政情不安による影響は、10月以降は払拭されたという。