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台湾・高雄で地震も「大きな混乱なし」、今後のツアーも催行予定

  • 2010年3月5日
 3月4日午前8時18分頃、台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生した。台湾観光協会によると、震源地は高雄市街から離れた高雄南部の甲仙郷で観光地ではないという。また、台湾を中心とした旅行を取り扱う三普旅行社によると、高雄市内を走るKMRT(高雄地下鉄)が一時運休するなど交通機関に影響は出たものの、建物の倒壊や大きな混乱は生じていないという。

 こうした状況のなか、各旅行会社では「影響はない」との見方で、今後のツアーも催行中止などの予定はない様子。阪急交通社では、台湾ツアーの人気が高く現地滞在中の旅行者も相当数いるものの混乱はなく、新幹線利用のコースでバスへの振り替えを実施している程度。このほか、ジェイティービー(JTB)や日本旅行でも現地滞在者はいたものの全員の安否確認が取れており影響はないという。このほか、エイチ・アイ・エス(HIS)も「一部のオプショナルツアーが催行できなくなった程度」に留まっている。

 なお、三普旅行社によると高雄はビジネスで訪れる日本人が多いため、企業ごとに渡航している場合には交通機関の振り替えなど、多少の影響が出ていた可能性もあるという。3月5日の見通しとしては、KMRTは通常通り運行、台湾高速鉄道は上下線とも30分間隔で運行。台湾高速鉄道はすべて各駅停車で、ビジネス車両を除いて全車自由席となる。このほか、台湾鉄道は運転を再開し、隆田/善化間で徐行運転しているものの、通常通りの運転に戻りつつあるという。