成田空港はこのほど、「CSアワード2009」の年間グランプリに6名を選出した。JALスカイの古賀陽子さんら4名とANAエアサービス東京の伊藤佳代さんは、2名の小さな子ども連れの旅客が乗継時に体調を崩した際、ターミナル間の移動から子どもに対するケアまで一連のサポートをおこなった。旅客の精神的負担をやわらげた古賀さんらの行動は旅客に大変喜ばれたという。所属会社を超えたスタッフの連携プレーが成田空港全体のイメージアップに大きく貢献したと、このたびの受賞にいたった。

　また、ANAエアサービス東京の大槻正伸さんは、海外からの到着後に意識不明となり倒れた利用者に対し、救急車が来るまでの間人工呼吸や心臓マッサージを実施。緊急時にとっさに行動できない人が多いなか、大勢の旅客やスタッフの前で人命救助をおこなった大槻さんの勇気や技術力が高く評価されての受賞となった。

　そのほか、特別賞を7名が受賞。2月26日に第2旅客ターミナルビル本館3階の出発ロビーで授賞式を開催した。受賞者は下記の通り。

▽CSアワード2009受賞者（名前／所属）
＜年間グランプリ＞
・古賀陽子さん、岡部章子さん、滝谷有紀さん、山川真理子さん／JALスカイ
・伊藤佳代さん／ANAエアサービス東京

・大槻正伸さん／ANAエアサービス東京

＜特別賞＞
・長田涼也さん／エージーピー

・仲山茂さん、鈴木一将さん／成田エアポートテクノ

・飛田奈緒美さん／日本航空インターナショナル
・宮崎紗矢香さん、古賀陽子さん／JALスカイ

・小澤結花さん／ANAエアサービス東京