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カンタス航空、日豪間の座席供給量拡大へ−7月から成田/シドニー線にB747

  • 2010年2月26日
 カンタス航空(QF)は7月から、成田/シドニー線の提供座席数を増加する。現在はエアバスA330-300型機で週7便を運航しているが、うち週6便をボーイングB747-400型機、残りの1便をA330-200型機に変更する。これにより、1便あたりビジネスクラス26席を含む115席が増加し、1週間で1256席が増加する。

 この理由についてQFでは、新型インフルエンザで落ち込んだ需要の回復やQFの販売戦略など、複数の要因があると説明。新型インフルエンザによる影響では、団体旅行、特に教育旅行が大きく落ち込んだが、ここにきて回復傾向が顕著という。また、QFはオーストラリア行きの航空券に付加してオーストラリア国内線の特別運賃を提供する「ウォークアバウト・パス」など、日本市場でのマーケティングや営業内容を強化。さらに、今後数ヶ月以内にオーストラリア政府観光局(TA)との共同マーケティングキャンペーンを新たに立ち上げる予定という。

 なお、TA日本局長の堀和典氏は2月25日、「ジャパン・オーストラリア・ミッション(JAM)」の場で提供座席数の増加を好材料と歓迎し、「ピーク期の団体旅行が取りやすくなる」と期待を示した。


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