09年のパスポート発行数は6%増の402万冊−19歳以下の若者以外プラス成長

  • 2010年2月22日
 外務省によると、2009年通年の一般旅券発行数は前年比5.6%増の401万5470冊となった。出国者数が減少する中での旅券発行数の増加について外務省では、円高や燃油サーチャージの値下げによる一部地域への渡航者の急増や、2009年に有効期間が満了する旅券数が2008年よりも多いことが要因になったと推察している。

 都道府県別では、広島、栃木、富山、岩手、福島、長野、山形、秋田、石川を除く38都道府県でプラス成長。最も伸び率が高かったのは16.1%増(16万8637冊)の福岡で、12.2%増(1万1886冊)の高知、11.7%増(1万9949冊)の佐賀、11.4%増(4万250冊)の熊本が続いており、九州、四国圏の伸び率が高い傾向が見られた。沖縄も10.3%増(3万96冊)で、熊本に次いで5位となっている。

 一方、発行数が高かったのは東京で65万8226冊(6.9%増)。2位は神奈川の39万9968冊(5.0%増)、3位は大阪の31万7728冊(9.3%増)、4位が愛知の26万5652冊(1.9%増)と続いた。これら4都府県で全体の47.1%を占めている。

 また、年代別では19歳以下が3.8%減(64万5085冊)となった以外は、すべての年代で前年を上回った。最も伸び率が高かったのは23.1%増(2万5603冊)となった80代以上で、2位は22.5%増(55万4691冊)の60代、3位は20.7%増(19万1948冊)の70代となるなどシニア層への発行が増加した。増加した冊数が最も多かったのは60代の10万1975冊であったが、2位には20代が3万9485冊で入った。

 性別で見ると、女性が10.7%増(212万5522冊)となり、男女比も47.1%対52.9%と女性が2.4ポイント増。すべての年代で女性が男性を上回っており、19歳以下から50代までの男性は前年割れしている。

なお、2006年3月20日から発行を開始したIC旅券(一般)は、2009年末までの発行数が1546万5104冊となり、現在有効な旅券の約半分がIC旅券になったという。