HIS澤田会長、ハウステンボス支援にチャレンジ−条件付き支援へ

  • 2010年2月15日
 エイチ・アイ・エス(HIS)同社代表取締役会長の澤田秀雄氏は2月12日、ハウステンボス(HTB)に対する経営支援について記者会見を開催し、「本当に悩んだが、チャレンジしようと決めた」と話し、テーマパークとしてではなく、「アジアを代表する観光都市にしていきたい」と意気込みを語った。

 HTBの過去3年間の業績は赤字が続いており、再建への道のりは簡単ではないものの、国内旅行とインバウンド事業とのシナジー効果を見込む。特にインバウンドについては、中国や韓国などアジアからのインバウンド需要を取り込むコンテンツのひとつとして活用していく方針だ。

 一方で、HISは年間9億円の支援金を10年間支給することなどを前提条件としており、基本合意書では、これらが通らない場合は支援しないことを明示した。HISによるHTBの支援額は総額20億円の予定で、3月下旬から4月上旬頃に支払う予定だ。


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