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グアム、店頭スタッフのスキルアップ積極化−GVB光森氏、09年は「健闘」

  • 2010年1月27日
 グアム政府観光局(GVB)日本代表の光森裕二氏は1月26日、本紙取材に対して、「2010年はカウンタースタッフのスキルアップに向けたサポートが大きな目標」と語った。これは、「旅行会社が上期商品で価格の下落を抑えようと努力しているなか、少しでも高い商品を売れるようにしたい」との考えにもとづくもので、すでに昨年末からミス・グアムと各地の店舗を訪れるなど活動を積極化。今後も店舗でのセミナー開催や情報発信を強化するほか、GVBウェブサイトの活用も訴える方針だ。

 光森氏によると、2009年通年の日本人訪問者数は前年比2%減となり85万人を割り込んだものの、「6月に過去最悪の落ち込みを経験した中で、非常に健闘した」と評価。今年は「数字の維持は大前提」とし、約10%増となる90万人台を目標に掲げ、少なくとも5%から6%の増加をめざす考えだ。

 なお、昨年は8月にファミリー層の動きが鈍かったことや新型インフルエンザによって団体が落ち込んだことが「業界全体の話でもあるが、反省点」と指摘。今年はファミリー向けのキャンペーンなどにより活性化をはかる方針を説明した。