09年の倒産件数、旅行業は56件で3件減、負債額は3%増−12月は4件

  • 2010年1月14日
 東京商工リサーチ(TSR)によると、2009年1月から12月の旅行業倒産件数は56件で、前年比3件減となった。一方、負債総額は2.7%増の86億2300万円と増加した。2009年は特に地方の中小旅行会社を中心に倒産件数が増加傾向にあったが、中小企業庁の緊急保証制度の効果もあってか、全体では減少した。また、宿泊業は17件減の128件で、負債総額も21.4%減の1278億9900万円と減少した。

 なお、12月単月では、旅行業が2件減の4件で負債総額は12.3%減の2億9900万円、宿泊業は前年と同じく13件で負債総額が3.2%減の102億1900万円であった。