観光活性化フォーラム
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VWC、出国者数1700万人は「最低線」−澤邊氏、韓国人気継続や中国復活が鍵

  • 2010年1月6日
 日本旅行業協会(JATA)VWC2000万人推進室は2010年、出国者数の目標を1700万人から1750万人に設定した。室長の澤邊宏氏は、「1700万人は最低ライン」との考えで、「韓国が2009年に続いて今年も300万人を突破できるか、また上海万博の成功による中国内陸部の旅行の本格的な復活が鍵」と説明。2010年度の具体的な取組みは3月頃に発表する予定だが、研修プログラムの充実や地方活性化に向けた取組みを継続して展開して1700万人の突破をめざす考えだ。財団法人日本交通公社(JTBF)が推計する2010年の出国者数は約1660万人で、VWCはここから少なくとも約40万人を積み増すことになる。

 方面別では、中国や韓国、北米、東南アジア各国、ヨーロッパのさらなる強化をはかる。これまで実施してきた研修プログラムを継続し、セミナーや研修旅行事業を拡大するほか、観光局だけでなく航空会社も巻き込んでBtoB、BtoCのプロモーションを展開する計画。また、海外旅行フェアや地方巡回セミナーの実施などにより地方活性化にも取り組む予定だ。