ザルツブルク州、自然の魅力をアピール−オーストリア政観のパーティで

  • 2009年12月21日
 オーストリア政府観光局は先日、イヤーエンドパーティを開催、この席で来日したザルツブルク州観光局マーケティングマネージャーのゲルハルト・レスコバー氏は、モーツァルトの生家やホーエンザルツブルク城塞をはじめとした市内の観光地や、アルムでのトレッキングといったザルツブルクの見どころをアピールした。

 同氏によると、2008年のザルツブルクへの日本人の宿泊数はのべ7万5508泊、到着者数は4万8446人で、オーストリアの州全体でみると2番目に多いという。一番の旅行目的は自然と景観、ハイキングで、歴史文化的な素材の多いウィーンとは対照的な魅力をアピール。「ザルツブルクの湖や山で多くの日本人に休暇を過ごしてほしい」と語った。

 また、会場では同じく来日したザルツブルク国際モーツァルテウム財団総裁のヨハネス・ホンジッヒ=エァレンブルク氏が、モーツァルトが少年時代に使用したバイオリンが紹介された。同氏によると、このバイオリンはザルツブルクのモーツァルトの生家に展示されているもので、オーストリア国外に持ち出されるのは今回が初めて。同氏は11日に東京の国立新美術館でミニコンサートと会見を開催しており、「なるべく多くの人々に現地で見てほしい。今回はそのピーアールのために来日した」と、日本人観光客誘致への意欲をみせた。