関空の年末年始、出国者数は2%増−中部は2桁減の予想

  • 2009年12月21日
 関西国際空港によると、年末年始(2009年12月25日〜2010年1月6日)の国際線旅客数は、出発・到着合計で前年並みの38万500人となる見込みだ。このうち出発旅客数は前年比2%増の19万2800人、到着旅客数は2%減の18万7700人。年末の出発旅客数は0.5%増であるのに対し、年始は2.9%増となっており、日並びの関係から遅い出発が増えている傾向が伺える。ただし、出発のピークは12月27日(前年:12月28日・土曜日)、到着は1月3日(前年:1月4日・日曜日)で大差ない。方面別では近場に人気が集まり、韓国、中国、東南アジアなどが10%前後伸びている。


 一方、中部国際空港は12月23日から1月5日の期間で、出発・到着合計13.8%減の17万5500人と苦戦。出発は13.7%減の8万9100人、到着は14.0%減の8万6400人の予想だ。ピークは出発・到着ともに1月3日となっている。方面別でも韓国が12.3%減となるなど関空とは異なる傾向を示した。中国は2桁増となる見込みだ。また、オセアニアは路線がないものの、チャーター便の設定により200名増加した。



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