フランス観光開発機構（旧フランス政府観光局）は12月15日付けで、フレデリック・メイエール氏を同機構の新在日代表に任命した。これまでにフランクフルトやニューヨークでの勤務経験があり、2005年からはシンガポールで東南アジア支局長を務めていた。全在日代表のカトリーヌ・オーデン氏はムンバイで在インド代表に就任した。

　なお、オーデン氏は12月14日、観光庁から長官表彰を受賞。これは、魅力ある観光地づくりや外国人に対する日本の魅力の発信などに貢献した個人・団体を表彰するもの。オーデン氏は国際観光振興部門で、「2008年日仏観光交流年において日仏の世界遺産を用いた斬新な発想によるプロモーションなど日仏双方向の観光交流の拡大に寄与」したことを評価された。日仏観光交流年のプロモーションでは、宮島の大鳥居とモン・サン・ミッシェル修道院が同じ海に並び立つビジュアルを使用したもので、首都圏でのトレインジャックやパリでのバス車体広告などを実施した。