アマデウス・ジャパン大竹氏、09年は「力発揮できた」−10年も営業強化

  • 2009年12月16日
 アマデウス・ジャパン代表取締役の大竹美保氏は12月15日に同社が開催したレセプションで、2009年を「苦しい環境下でアマデウスのダイナミズム、パワーを発揮できた」と振り返った。経済危機の影響もあって年初から旅行業界の厳しい経営環境を予測していたためで、むしろ「我々が力を発揮できる土俵ができた」という。

 具体的には、システムを自社開発する余裕がない旅行会社に対して、アマデウスの商品を活用してその旅行会社が必要なソリューションを提供する「ドクター・アマデウス」の取り組みが奏功。実際に、オンラインの業務渡航管理・手配ソリューションである「アマデウス・eトラベル・マネジメント(AETM)」や、旅行会社がオンライン予約システムを容易に構築できる「アマデウス・エージェンシーインターネットエンジン(AAIE)」などの営業目標を達成している。

 2010年も旅行会社にとって厳しい環境が続くとの分析で、各旅行会社が自社のどこに強みを置こうとするかを注視。その上で、「アマデウス独自の価値観をよりご理解いただけるよう今まで以上に一所懸命に、こつこつと地道に」営業を展開する方針だ。


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