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ハワイ、追加予算で大型イベント開催、閑散期の需要喚起へ

  • 2009年12月11日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、オアフ島で2010年5月26日から30日にかけて、ハワイアンミュージックをテーマとした大型イベント「ナ・ホク・オ・ハワイ・ミュージックフェスティバル」が初めて開催される。これまでHTJはハワイ側に対し、日本人観光客の「ハワイへ行く理由」の重要性をアピールしており、同イベントはこの働きかけを受けて実現したもの。現在、大型のフラのイベントを目的に多くの日本人が訪れることから、フラ以外の文化イベントとしてハワイアンミュージックに焦点をあてた。日程は2010年5月26日から30日で、最終日にハワイのグラミー賞と呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」を開催。1日5000人の動員を見込み、ショルダーシーズンの需要喚起とハワイ文化のピーアールにつなげる。来年1月頃には専用ウェブサイトを開設する予定だ。

 同イベントには臨時予算「マーケティング・オポチュニティ・ファンド」の中から、追加予算として15万米ドルを投入。イベント期間中にはワイキキ周辺のライブハウス、ショッピングセンターなどでミュージシャンによるステージを開演するほか、ワークショップやフラなどのエンターテイメントも実施する。さらに、空港に著名ミュージシャンの紹介パネルの展示や、街中ではバナーディスプレイを掲示するなど、州をあげたイベントにしていく。

 なお、今回の追加予算の合計は123万米ドル。このなかには日本航空(JL)が夏期限定で実施していた文化体験プログラムの期間拡充に向けたマッチングファンドとして40万米ドルも含んでいる。また、ハワイ州では約3700万米ドルの予算でホノルル空港に新コンコースを建設することを決定。開港以来15年ぶりのことで、コミューターターミナルを取り壊し、インターアイランドターミナルを拡張して建設する。2011年に着工し、2013年に完成する予定で、発着ゲートや駐機スペースが追加されるという。


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