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イタリア、北部へのハイキングが好調−ENITがワークショップ開催

  • 2009年12月4日
 イタリア政府観光局(ENIT)によると、近年イタリア北部へのハイキング客が増加傾向にあるという。特に、今年世界遺産に登録されたドロミーティ山群やアオスタ州はハイキングコースも豊富で、観光客も気軽にハイキングを体験できることからリピーターの若い女性を中心に人気が高まっている。イタリア政観プレス担当の三浦真樹子氏は、「ハイキングの前後に、ショッピングやお洒落をして食事を楽しむなど、組み合わせることができるのが女性受けするひとつの理由」と分析する。

 ドロミーティ山群地域では、コルティーナ・ダンペッツォを中心とした地域と、コルティーナ・ダンペッツォからボルツァーノまでの通称ドロミーティ街道と呼ばれる横断ルートが人気という。ドロミーティの山々や迫力のある絶壁からなる大パノラマを体感する方法として、ハイキングを取り入れる旅行者が増えている。このほか、同地域では美しい自然を満喫するために「体験」をテーマにした2、3時間の日本語によるエクスカーションも開発している。

 また、アオスタ州はアオスタ・ヴァレーにある4大明峰の地形を活かしたハイキングが人気。美しい自然はもちろん、古代ローマ時代の遺跡がハイキングコース上に点在していることも人気の理由だという。

 なお、ENITは11月19日と20日の2日間、旅行会社や報道関係者を対象にワークショップを開催。現地から22の観光局、ホテル、ツアーオペレーターが出展して参加者も約300名が集まり、活発な商談が交わされたという。