JTB田川社長、「厳しい時こそ人材育成を」−関連シンポジウムで挨拶

  • 2009年12月4日
 ジェイティービー(JTB)代表取締役社長の田川博己氏は12月3日、「人材育成シンポジウム」で挨拶に立ち、「観光産業は厳しい状況が続いているが、こういう時期だからこそ、我々観光ホスピタリティ産業や観光地の成長発展を担う人材を育成していくことが必要」とし、「自律創造的で経営的な視点を持った人材をどう育てていくか重要」と述べた。同シンポジウムは財団法人日本交通公社(JTBF)と一橋大学、産学連携推進機構が組織する「ホスピタリティ・マネジメント高度経営人材育成プログラムコンソーシアム」が開催したもので、今回が2回目。田川氏は産学連携推進委員会委員長を務めている。

 今回のシンポジウムでは、国内のリゾート再生に取り組む星野リゾート代表取締役社長の星野佳路氏の基調講演や、「観光・ホスピタリティ産業に必要な経営人材とは?」をテーマにパネルディスカッションを実施。会場には観光関連従事者だけでなく学生なども参加し、積極的に耳を傾ける姿が見られた。

 なお、同コンソーシアムは、今後の観光・ホスピタリティ産業をリードする経営幹部候補生や、地域経営を担う地域リーダー候補生の育成について協議するもの。基調講演とパネルディスカッションの内容は後日掲載する予定だ。