クオニイ、ニュージーランド手配を開始−サザントラベルネットと業務提携で

  • 2009年11月30日
 クオニイジャパンは、ニュージーランドの手配業務を開始する。このほどサザントラベルネット・リミテッドと業務提携した。クオニイジャパンでは6年ほど前からヨーロッパだけでなくインド、アフリカ、中近東など世界展開を拡大してきたが、これまで取り扱ってこなかったニュージーランドを加えることでさらなる事業拡大をはかる。また、サザントラベルネットは、今回の業務提携により販路を広げることで、減少傾向にある日本からニュージーランドへの送客にてこ入れする考えだ。クオニイジャパン代表取締役社長のフランソワ・ロカ氏は、「旅行業界は厳しい時期。今回の業務提携で新たな商品やビジネスモデルを作り出し、新たな息吹を吹き込むことでビジネスを拡大したい」と意気込みを述べた。

 具体的には、12月14日から約6ヶ月間の移行期間を設けて、サザントラベルネットの社員が2名クオニイジャパンに出向してノウハウを提供しながら営業活動を展開する。旅行会社はこれまで通りクオニイジャパンの営業担当を通じてニュージーランドの手配を依頼でき、その手配をサザントラベルが受託手配する流れとなる。ロカ氏は、「ゼロからではなく、能力のあるスタッフが入り込んで営業を開始できるため、スタートのレベルが高い」と話し、業務提携の効果が早く表れると期待を示す。「サザントラベルネットの能力をクオニイジャパンの販路で活用していく」ことで、初年度は1万人以上の手配をめざす。

 なお、サザントラベルネットが名古屋と福岡で結ぶGSA契約は今回の業務提携後も継続するため、クオニイジャパンでは同地域を除いた営業活動をおこなう。