中部、10月の国際線旅客数は16%減−12月からNWのサイパン線がデイリー再開

  • 2009年11月30日
 中部国際空港の2009年10月の国際線旅客数は、前年比16%減の36万6400人となった。国内線は21%減の43万3656人で全体で19%減の80万56人であった。中部国際空港広報によると、シルバーウィークの影響で前年並みに推移した9月と比べると下がっており、夏休み前の状況に戻っていると分析する。繁忙期である年末年始に向けては、「インフルエンザなどがどれだけ影響するか読めない」と懸念材料を挙げ、「円高が続いているので海外旅行が増える可能性はあるが、状況は厳しいだろう」との見解を示した。

 なお、12月のスケジュールでは、ノースウエスト航空(NW)が12月19日からサイパン線をデイリー運航で復便。NWはこのほか、冬期休暇の繁忙期にあわせてマニラ線とデトロイト線を12月13日から2010年1月9日までそれぞれ週2便ずつ増便、デイリーで運航する。一方、エバー航空(BR)は12月1日から2010年1月31日まで、機材繰りの関係から週5便から週2便に減便する。2月以降は週5便で運航する予定だ。これにより、12月1日時点での国際線便数の計画は、2008年冬期と比べて3便少ない272便となる。