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USトラベル・アソシエーション、2010年の訪米旅行で3%の伸びを予想

  • 2009年12月3日
 USトラベル・アソシエーション(UST:全米旅行産業協会)は2010年の米国旅行市場について、インバウンドが約3%増加すると見込んでいる。旅行者数は2350万人とし、2000年の2600万人の水準にはならないとの見通し。牽引する市場はカナダとメキシコで、それ以外は1%に留まるとする。ちなみに、1回の旅行の消費額についてカナダとメキシコの旅行者が約900米ドルであるのに対し、それ以外からの旅行者の消費額は平均4500米ドルだという。

 国内旅行ではレジャー旅行が2%、ビジネス旅行が2.5%増加。消費額ではレジャーが5%増、ビジネス旅行では4%増加する見込みだ。現在、アメリカ政府では旅行の機会増加による経済回復計画として、旅行促進法(トラベル・プロモーション・アクト)の成立、ビザ発給と入国審査システムの改善、次世代航空管制システムへの財政的支援、MICE開催の奨励などを推進しており、USTではこうした施策と旅行市場の回復により、2010年の旅行業界では約9万人の雇用増加が可能になると予測している。