宿泊予約サイトの満足度、2年連続で「じゃらん」が1位−JDパワー調査

  • 2009年11月26日
 J.D. パワーアジア・パシフィックがこのほど実施した調査によると、日本のホテル宿泊予約ウェブサイトのうち、顧客満足度が最も高かったのは昨年に続きじゃらんnetとなった。総合的な満足度を表す数値は697ポイントだった。調査では、「サポート体制や情報提供」「予約/変更手続き」「サイトの使い勝手」「宿泊に関する情報」の4つの要素についての評価を質問。じゃらんnetは「使い勝手」を除く3要素でトップを獲得。特に「予約/変更手続き」は、平均を大きく上回る評価を得たという。2位は「使い勝手」で1位をとった一休.comで685ポイント。以下、3位はオズモール、4位は楽天トラベル、5位はYahoo!トラベル/Yahoo!ビジネストラベルとなった。

 今回の回答者数は、ホテル自体が運営するサイトを除く宿泊予約サイトを利用した1万2318名。宿泊予約サイトの利用者が全体に占める割合は、前年比7%ポイント増の38%となった。また、携帯電話などモバイル端末からの利用者の満足度が大きく向上しているという。

 モバイル端末の利用者は年間の国内旅行や出張の回数が多く、さらに利用したサイトを継続利用する以降が高い傾向も確認できたといい、今後の宿泊予約サイトでは、モバイル端末向けのウェブサイトの開発とアピール強化が顧客囲い込みのための重要な戦略と指摘している。一方、ビジネス目的の利用者は満足度評価が低くなっているという。特に「手続き・操作方法の説明の分かりやすさ」「予約内容の確認のしやすさ」「操作のしやすさ」など使いやすさの評価が低く、この点も改善の余地があるとの分析だ。

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