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BAとイベリア航空が経営統合へ−2010年内、年間4億ユーロの相乗効果見込む

  • 2009年11月18日
 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とイベリア航空(IB)はこのほど、経営を統合することで合意し、覚書を交わした。2010年末までに共同で持ち株会社を設立する計画だ。現在の2社は、合計で419機の航空機を保有し、205都市に就航。2008年には年間6200万人の旅客を運んでおり、前会計年度で合計150億ユーロの収益を上げている。経営統合によるシナジー効果は年間4億ユーロを見込む。スペインのマドリッドで登記する一方、運航、財務面の本社はロンドンに置く予定。

 IBは発表の中で、ネットワークの拡大や商品・サービスへの継続的な投資による顧客の便益向上、航空業界の中での競争力向上などへの期待を表明。現在の205都市のうち、BAは59都市、IBは98都市に新規就航することになる。

 なお、4億ユーロのシナジー効果は経営統合完了から5年後に達成する計画だ。全体の3分の1は、共同販売などの収益面で得られる見込みという。