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中部、中間期は大幅減収で純損失12億円−通期旅客数予想も下方修正

  • 2009年11月17日
 中部国際空港の2009年度第2四半期(2009年4月1日〜9月30日)連結業績で、売上高が前年比16.0%減の212億1000万円となった。前年度下期から続く国際線の運休や減便、新型インフルエンザなどの影響を受けた。一方、費用面でコスト削減を進めたほか開業費の償却負担が終了し、純損益は12億2000万円の赤字(前年:3億円の赤字)となった。営業利益は76.8%減の6億5000万円、経常損益は11億5000万円の赤字(同:1億3000万円の赤字)だ。

 売上高のうち、航空系は14.1%減の92億3000万円であった。国際線は14.4億円減、国内線は8000万円減となっており、国際線の影響が大きい。旅客数は国際線が19.1%減の210万人、国内線が17.2%減の258万人と苦戦。来場者数も15.9%減の561万人となり、商業系売上は21.5%減の71億1000万円となった。

 こうした結果を受けて、通期の業績予想を下方修正。売上高は当初予想の442億円から418億円、営業利益は15億円から1億円、経常損益は22億円の赤字から35億円の赤字、純損益は23億円の赤字から36億円の赤字にそれぞれ変更した。この前提条件として、国際線旅客数は当初予想の449万人が430万人に、国内線旅客数は501万人が498万人を想定している。