ウズベキスタン政府観光局が12月1日、日本事務所を開設する。ウズベキスタン観光省とウズベキスタン国営航空（HY）の指定販売代理店（PSA）であるAJTが10月23日、事務所開設の契約を締結した。日本局長には同社の代表取締役である加藤正則氏が就任する。今後、同局は両国の観光分野における協力関係の発展と観光推進、日本人観光客の増加を目的に活動していく。

　ウズベキスタン政府は現在、観光に力を入れており、海外市場の誘客に向けた準備をすすめている。その一環として、HYのPSAでウズベキスタンを専門に取扱うAJTへのヒアリングがあり、AJTが観光局の必要性を提案。日本事務所の開設に至った。日本からの観光客数は2007年が5000人、2008年が6000人と増加傾向にあり、今年は6月のサッカーW杯最終予選の開催地となったことや9月のシルバーウィークの効果で、2008年よりも確実に増加が見込まれている。AJTとしては今後、年15％増の増加を目標としていく考え。

　ただし、現状は日本においてウズベキスタンの知名度が低く、旅行会社でさえも場所や名前を知らない人が多いという。そこで旅行会社向けのセミナー開催を先決とし、全体的な認知向上をはかる。ウズベキスタンには4つの世界遺産があり、日本人観光客の9割がこうした世界遺産やシルクロード観光をメインとするレジャー客だという。セミナーを開催しながら手ごたえを見つつ、今後の活動方針を検討していく予定だ。


▽ウズベキスタン政府観光局
開設日：12月1日
所在地：〒105−0014　東京都港区芝2−31−15　北海芝ビル6階　株式会社AJT内
TEL：03−3456−0452
FAX：03−3456−0454