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オーストラリア政観、オージー王子キャンペーン開始−人とのふれあいテーマ

  • 2009年11月6日
 オーストラリア政府観光局(TA)は同局のウェブサイトで展開する「オージー王子キャンペーン」の開始にともない、渋谷109ステージで来日した“王子”のお披露目イベントを開催した。

 このキャンペーンはオーストラリアを旅行する日本人観光客、特に市場を牽引する20代から30代女性をターゲットに、オーストラリア人のおおらかで明るく、フレンドリーな気質に触れてもらおうというもの。その思い出をレポートしてもらい、イベントの司会者を務めたジョン・カビラ氏などとともに審査し、優勝者(1名)には100万円相当のオーストラリアオーダーメイド旅行をプレゼントする。事前にウェブサイト上で参加登録が必要となる。期間は2010年4月30日まで。

 “王子”として来日したのは、ケアンズにあるジャプカイ・アボリジニ文化パークにてパフォーマーとして働く「アボリジニ王子」ウォレン・クレメンツ氏、世界遺産グレート・バリアリーフのガイドの「大感動王子」ニコラス・アトキンズ氏、ヤラ・バレーにあるワイナリーのホスピタリティ&ツーリズムマネージャーの「ワイン王子」ブレット・スタンリー氏、アイアンマン(トライアスロンの競技)で世界大会の現チャンピオンとなったライフセーバーの「ビーチ王子」シャノン・エックスタイン氏、シドニーのシンボルであるハーバー・ブリッジを登るアクティビティ、ブリッジ・クライムのサポーターである「スポーツ王子」ベン・トムキンズ氏。そしてワイルドフラワーで有名な西オーストラリア州パースの出身であるため、日本でお笑い芸人として活躍しているチャド・マレーン氏が特別ゲストとしてキャンペーンに「フラワー王子」として参加している。

 実際に、現地で会話をする相手は上記の“王子”である必要はなく、現地の観光施設では「オージー王子」のキャンペーンバッジをつけた従業員も対応。彼らに積極的に話しかけ、一緒に写真を撮ってレポートに添付して応募する。観光局では、「それ以外の人々でもキャンペーンサイトから英語のキャンペーンの案内をダウンロードして相手に見せれば、快く応じてくれる人も多いだろう」と話しており、オーストラリアの魅力のひとつが人のあたたかさであることを訴えるねらいだ。なお、相手は女性でもいいし、観光関係の職業でなくても問題ない。

 イベント終了後、オージー王子たちはKNTツーリスト新宿営業所、JTB新宿支店、HIS新宿本社を訪問。オーストラリアの販売促進が目的で、オージー王子がそれぞれオーストラリアの魅力をアピールした。