クイーンズランド州、日本人観光客数が72%増−観光キャンペーンの影響大

  • 2009年11月2日
 クイーンズランド州観光公社によると、今年4月から9月にハミルトン島を訪れた日本人観光客数が、前年比72%増と急増した。特に9月は108%増と大きな伸びを示し、同観光局では10月以降のハイシーズンでのさらなる増加を期待している。

 これまで、ハミルトン島への観光客数は1997年以降減少傾向にあり、2008年は約13万人。このうち日本からは海外市場の約半数を占めるものの、人数では1万人弱だったという。観光客が増加した背景として、同観光局では今年1月から開始した観光キャンペーン「ザ・ベスト・ジョブ・イン・ザ・ワールド」により、ハミルトン島の魅力が旅行者にアピールされた成果と評価。9月には同キャンペーンの一環として、島の管理人のヘルパーを募集。世界150ヶ国2300人の応募者の中からアメリカ人の家族を選出するなど、話題の提供にも務めている。