JTB首都圏ロイヤルロード銀座事業部は11月2日から、愛犬と同伴可能なハワイ旅行の取扱いを開始する。ジェイティービーグループの「旅の販促研究所」が2007年に実施した実態調査によると、ペットを連れて海外旅行に行きたい意向のある人は20％であったのに対し、実際に愛犬を同伴して海外旅行をした人は0.8％に留まる。そこで、年間1兆円規模といわれるペット市場の、新たな旅行需要の掘り起こしに取り組む考えだ。

　ハワイ旅行の取扱は、富裕層向け海外オーダーメイド旅行専門デスク「ロイヤルロードデスク」と、ペットの会員制医療総合サービスの運営や動物病院を経営するチェリッシュライフジャパン、エクセル航空との提携で実施するもの。旅行手配をJTBが、検疫手続きなどはチェリッシュライフジャパンがサポートし、エクセル航空のプライベートジェットを利用する。要望に応じてチェリッシュライフジャパンの獣医師が同行する。旅行代金は6泊8日のケースで、2名から8名が参加の場合、3500万円から5000万円。カハラリゾートでの滞在を予定するが、希望者にはマウイ島の「ウェスティン・マウイ・リゾート＆スパ」での滞在もアレンジする。