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アメリカ西部5州、新素材を含めた旅行を提案−ソルトレイク基点コースも

  • 2009年10月30日
 アメリカ西部5州政府観光局は大阪、東京でセミナーとワークショップを開催、5州から観光ミッションが来日し、最新情報を提供した。セミナーは前半、後半の2部式で計6セッションを設け、同観光局が担当するアリゾナ州、ユタ州、ニューメキシコ州、ワイオミング州、サウスダコタ州の新素材や新たな旅程のツアーを提案。平行してワークショップを実施し、現地担当者との商談の機会を設けた。大阪では約70名、東京では約165名の業界関係者が集まった。

 セミナーのうち、「ソルトレイクシティからのグランドサークルの開発とアストロ・ツーリズム」では、デルタ航空(DL)の成田/ソルトレイクシティ線が来年5月14日から運航を再開することから、同観光局日本地区代表の星野修氏は「ソルトレイクシティを基点にすることで、新しい見方のグランドサークルツアーが可能になる」とアピール。モデルコースを提案しながら、旅程の広がりによる新たな魅力を説明した。

 ポイントは定番のゲートウェイであるラスベガスから最も遠く、日程によっては組み込みが難しかったアーチーズへ、日本から同日到着が可能になること。その後、モニュメントバレーなどを通って、レイクパウエル、ザイオンなどユタ州の南西部へ向かうコースのほか、ペトログリフで有名なニュースペーパーロック、ネイティブアメリカンの遺跡のあるエッジ・オブ・シーダーズ博物館、全米で唯一4州の境が交差するフォーコーナーズやコロラド州の世界遺産メサベルデなど、南東部以遠へ広がる文化的な旅程も可能だ。また、夜の観光として「アストロツーリズム」も提案。全米の公園で最も暗く肉眼で6等星まで見られるというナチュラル・ブリッジスやブライスキャニオンでのプログラムを紹介した。

 このほかセミナーでは、各州のゲートウェイからの「プチ・フライ&ドライブ」の旅程や、旧道「ターコイズトレイル」でオリジナルのジュエリーを作る体験型の旅行、語学研修などを紹介した。