ハワイ州観光局（HTJ）によると、ハワイへの9月の日本人訪問者数は前年比16.7％増の11万634人となった。HTJディレクターの一倉隆氏は、「日本人出国者数が15.3％増の中でハワイは健闘している」と評価。2009年1月から9月までは7.5％減の82万4933人となっており、「10月も日本到着便で見れば2から3％でプラスに推移している。通年のマイナス幅が縮まること期待したい」と述べた。

　また、ハワイ・ツーリズム・オーソリティー（HTA）では9月の訪問者数の統計結果を受けてステートメントを発信。日本市場に関しては、「夏期の集中プロモーションや円高傾向が奏功し、シルバーウィークを中心に訪問者数が増加した」と伝えている。一方で、消費額は落ち込んでおり、1人1日あたりの消費額は12.9％減。これは、現地のホテルや商品の値下げ傾向の継続が影響した。