中部、新路線は需要の証し、MUやEYの就航で−「拠点空港」変わらず

  • 2009年10月30日
 中部国際空港代表取締役副社長の伊藤鎭樹氏は、国土交通大臣の前原誠司氏が発言した羽田空港のハブ化について、前原氏との会談の結果「中部が国際拠点空港という位置付けは新政権でも変わらない」ことを認識できたと語った。また、「中国東方航空やエティハド航空が新たに就航するということは、それだけの需要や魅力があるということ」と述べ、新たな需要を取り込むことで中部の存在感をアピールしていく意欲を示した。

 中国東方航空(MU)の中部/南京線は10月28日に就航済で、エティハド航空(EY)は来年2月から中部/北京/アブダビ線の運航を開始する。EYの就航は、エミレーツ航空(EK)が2009年3月に運休して以来途絶えていた中東路線の復活となった。

 また、中長期的には2本目の滑走路も実現したい考えで、「事実上限界に近い状態にあるので需要に対応できるようできるだけ早くめどをつけたい」と話す。また、格安航空会社(LCC)を含め、路線の維持拡大に向けて各航空会社へアプローチしているという。