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ガリシア州、観光ミッション来日、来年の「聖ヤコブ年」で文化観光アピール

  • 2009年10月28日
 スペイン北部ガリシア州自治政府観光局とガリシア州サンティアゴ巡礼の道機構で構成するミッションが来日し、業界向けセミナーでガリシア州の文化や歴史などの特徴や観光素材などを紹介した。

 セミナーでは、州の面積の80%を森林や田園が占めており、海や山など自然が豊富であることを説明。また、文化が独特であるほか、人々のホスピタリティも高いことなどをアピールした。受け入れ体制としては、宿泊施設の受け入れ能力は5万人以上といい、高級ホテルだけでなく、アパートや田舎の家に宿泊できる施設もあるという。マドリットから約1時間の立地や、2007年にはヨーロッパ内で2番目に犯罪が少ない都市として選ばれたという治安の良さも紹介した。

 また、2010年は「聖ヤコブ年」であり、コンサートなどサンティアゴに関連する文化イベントが年間を通して州内だけでなく世界中で開催される予定だ。これは、「聖ヤコブ日」である7月25日が日曜日にあたる年で、最短でも5年、最長では11年に1度しかない特別な年だという。「宗教的な性格が強いイベントもあるが、文化に触れられる機会であり、多くの方に訪れてほしい」と、ガリシア州自治政府観光局の局長であるマリア・デル・カルメン・ピタ氏は語った。

 なお、同ミッションの来日にあわせ、ルイス・オカニャ氏の写真展「ガリシア−サンティアゴ巡礼の道」も開催。セミナーは同写真展のオープニングセレモニーの一環として実施した。