オーストラリア、ウェディングとハネムーンを店頭スタッフ向けにアピール

 日本旅行業協会(JATA)VWC2000万人推進室とJATAオーストラリア旅行促進部会はこのほど、店頭販売スタッフを対象としたハネムーン&ウエディングセミナーを東京、大阪で開催した。セミナーではオーストラリア政府観光局(TA)、カンタス航空(QF)、ジェットスター航空(JQ)、ワタベウェディングが基本的な概要を説明、その後ベテラン店頭販売スタッフによるパネルディスカッションを実施した。大阪では49名、東京では約80名が参加した。

 セミナーではTAがオーストラリアの位置、時差、気候といった基本情報について触れ、各都市の見所や特色について説明した。また、一般消費者向けのウェブプロモーションや、旅行会社向けの店頭ディスプレイコンテスト開催、JATAのデスティネーションスペシャリスト(DS)との連携などの活動についても紹介した。ワタベウェディングは、国内で挙式しない「ナシ婚層」が潜在顧客となると指摘。オーストラリアでの挙式の利点はハワイと同じように観光、ショッピング、食事といった要素が揃う上にウェディングの組数が少ないことからゆったりと式が挙げられる点だと説明、このほか各都市の特色を活かした本格的な教会式からオーストラリアならではの世界遺産ウェディングなど幅広い提案が可能だという。JQでは「リゾ婚」をテーマにしたキャンペーンを展開、QFは指定のパッケージを利用するハネムーン客を対象に成田のビジネスクラスラウンジに招待するという特典を用意している。

 また、セミナーの後半では実際に店頭で活躍するスタッフ3名を交えてパネルディスカッションを実施、出席者に対してオーストラリアをウェディングやハネムーンのデスティネーションとして訴求していく上でのヒントを提示した。