中部、冬スケで国際線旅客便が大幅減−前年比約60便減で開港以来最少に

  • 2009年10月22日
 中部国際空港の2009年冬スケジュール(2009年10月25日〜2010年3月27日)で、国際線旅客便の計画便数は前年比58便減、夏期スケジュール比30便減の週258便(以下便数はすべて週間)となる見込みだ。期初の段階では、過去の実績と比較して最も少ない便数でのスタートとなる。航空会社・路線ごとの詳細は最下部のリンクを参照のこと。

 航空会社別では、日本航空(JL)がパリ線や仁川線の運休などにより前年比24便減と大きく減便。一方、ノースウエスト航空(NW)もサイパン線の運休により7便減となるが、運休期間は12月18日までを予定している。便数を増やす航空会社は中国東方航空(MU)のみで、南京線に週2便での就航を計画している。

 方面別でも、関空では金浦線に増便意欲が集まった韓国線が中部では7便減となるなど厳しい見通し。欧州線もJLのパリ線運休のほか、フィンランド航空(AY)が週1便減の週3便での運航を計画。欧州方面への路線は、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)の週5便と合わせて週8便となる。

▽中部国際空港09年冬期スケジュール、路線・便数一覧
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