カナダのアルバータ州観光公社は、今後も「ウェルネスと癒し」をテーマに同州の魅力を紹介する方針だ。従来から若い女性を対象にプロモーションをしていたスパやヨガ体験に加え、シニア層を対象にアルバータ州でのウォーキングも積極的にプロモーションをしていく。

　現在、日本ウォーキング協会の会員数は約10万人にものぼり、ウォーキングは手軽にできるスポーツとして日本でも人気が高いことに着目。同州にあるウォーキング・コースのうちの4つを同協会の認定コースとするため、近々に同協会と共に視察ツアーを実施する。認定後は、同協会の会員誌で紹介するほか、認定されたウォーキングコースを含む旅行商品を造成し、地球の歩き方トラベルから販売する予定だ。

　また、「ウェルネスと癒し」をテーマに2010年2月から3月末まで、一般消費者を対象に集中的にプロモーションを展開していく。異業種とのプロモーションもする予定で、ハーブやアロマテラピーを専門とする「生活の木」の店頭プロモーションや会員誌を通して同州の魅力を紹介する予定。アルバータ州観光公社アジア太平洋地域担当ディレクターであるモリーン・ライリー氏は、「今年は経済危機や新型インフルエンザの影響などあり、プロモーションの効果が分かりにくい年でもあった。ただし、継続することが大切で、今後に期待したい」と語った。