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台湾、報奨旅行と修学旅行送客で助成金を支給−予算1000万台湾ドル投入で

  • 2009年10月16日
 台湾交通部観光局はこのほど、報奨旅行と修学旅行を対象に送客数にあわせた助成金を支給するプログラムを実施する。JATA世界旅行博にあわせて来日した台湾交通部観光局局長の頼瑟珍氏が明かした。これは、燃油サーチャージ額の値上げや再設定などがある中での旅行会社へのサポートと、日本人訪問者数獲得に向けて報奨旅行と修学旅行の促進をはかるもの。2008年の台湾への日本人訪問者数は109万人で、2009年もこうした施策によって100万人台維持をめざす。

 同プログラムは緊急誘致支援策で1000万台湾ドルを投入して実施する。2010年12月31日出発までの報奨旅行と修学旅行のグループを対象としており、事前に経費や内容についての申請が必要となる。必要書類を提出し、出発の15日前までに審査を通過した旅行会社に対し、旅行実施後に助成金を支給する予定だ。申請の受付は2010年1月30日までの先着順とし、予算に達し次第締め切る。申込みは台湾観光協会の東京事務所または大阪事務所まで。

 台湾観光協会によると、これまで報奨旅行に対し50名以上であれば歓迎のアトラクションを提供したり、グッズの配布を実施していた。今回は旅行会社から30名以下のからを対象にしてもらいたいという要望があったこともあり、25名以上からのグループを対象とし展開する。25名から100名までのグループで1名あたり2000円支援する。101名以上からは1名あたり2000円以上となる。また、2泊3日以上で企画、手配した台湾旅行が対象だ。現在、東京と大阪あわせて約6000名の申込みがあり、メディアへの露出などにより今後さらなる申込みを見込む。


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