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JATA奥山氏、VWCを4年目以降継続も−10年度は「さらに旅行会社を巻き込んで」

  • 2009年10月15日
 日本旅行業協会(JATA)事務局長の奥山隆哉氏は10月14日、ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)の最終年度である2010年度を過ぎても継続する可能性を示した。これは、需要の回復が2010年後半、あるいは2011年からと仮定した場合、回復期に合わせて旅行促進のキャンペーンが必要との考えに基づくもの。奥山氏は「決めているわけではない」と前置きしつつ、「状況的には継続するのが普通」と語った。

 VWCは、2009年度上半期で実施期間3年間のうち1年半を終えたことになる。奥山氏はこれまでを振り返り、「1年目は方法論を模索しつつ、リーマンショックに見舞われた中でもできることをやってきた」と言及。また、航空会社や観光局との連携をはかるVWCの重点デスティネーション戦略も、「1年目は理念には賛同を得られたものの、開始したばかりでかみ合わなかった」が、2年目に入って改善されてきたと指摘。一方で、「まだ表裏一体になって(活動)できる状態ではない」ことから、後半戦ではさらに連携の強化をはかる。

 また、3年目については「旅行会社をさらに巻き込んでいくことが必要」と説明。。FAMツアーやセミナーなどを含めて「旅行会社を引っ張りだす」ことで、旅行会社、航空会社、観光局が一体となってプロモーションなどの活動を展開できるようにしたい考えだ。


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