主要旅行会社、8月の海外旅行取扱額は25%減−ツアー参加者は2ヶ月連続増
観光庁が取りまとめた主要旅行会社の2009年8月の海外旅行取扱額は、前年比25.0%減の2007億495万1000円となった。取扱額は減少したものの、募集型企画旅行の参加者は3.0%増の44万3749人と2ヶ月連続でプラス成長。日本政府観光局(JNTO)が先月末に発表した日本人出国者数(速報値)も2.2%増の151万8000人と増加していることから、海外旅行需要に明るい兆しが見えはじめていると言えそうだ。
対象となる62社のうち、海外旅行での取扱額が100億円を超える会社で前年を上回ったのは阪急交通社の15.7%増(193億5445万5000円)のみ。募集型企画旅行の人数が増加したにも関わらず取扱額が22.8%減の756億6549万6000円と大きく減少していることから、いわゆる「安・近・短」のデスティネーションの人気が高く、収益の増加につながらなかったことがうかがえる。このほかプラス成長した会社は、ジェイティービーの102.0%増(12億922万4000円)、北海道旅客鉄道の8.6%増(1億1144万1000円)、クラブツーリズムの1.6%増(37億5482万9000円)であった。また、販売額が高かった旅行会社は、エイチ・アイ・エス(HIS)の295億1080万3000円(19.7%減)、JTBワールドバケーションズの236億4781万5000円(26.8%減)、阪急交通社の順であった。
なお、62社合計での国内旅行は11.5%減の3716億9768万1000円、外国人旅行は21.0%減の40億9230万5000円、海外旅行を含めた旅行総取扱額は16.8%減の5764億9493万7000円となった。
▽主要旅行会社取扱額、2009年8月分
エクセルファイル
対象となる62社のうち、海外旅行での取扱額が100億円を超える会社で前年を上回ったのは阪急交通社の15.7%増(193億5445万5000円)のみ。募集型企画旅行の人数が増加したにも関わらず取扱額が22.8%減の756億6549万6000円と大きく減少していることから、いわゆる「安・近・短」のデスティネーションの人気が高く、収益の増加につながらなかったことがうかがえる。このほかプラス成長した会社は、ジェイティービーの102.0%増(12億922万4000円)、北海道旅客鉄道の8.6%増(1億1144万1000円)、クラブツーリズムの1.6%増(37億5482万9000円)であった。また、販売額が高かった旅行会社は、エイチ・アイ・エス(HIS)の295億1080万3000円(19.7%減)、JTBワールドバケーションズの236億4781万5000円(26.8%減)、阪急交通社の順であった。
なお、62社合計での国内旅行は11.5%減の3716億9768万1000円、外国人旅行は21.0%減の40億9230万5000円、海外旅行を含めた旅行総取扱額は16.8%減の5764億9493万7000円となった。
▽主要旅行会社取扱額、2009年8月分
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