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パプアニューギニア政観、新ブランディングで100万の多彩な体験アピール

  • 2009年9月25日
 パプアニューギニア政府観光局のマーケティング&プロモーションマネージャーであるリース・アイザック氏が来日、今年6月に開始した新規ブランディングを発表した。アイザック氏はフィジーやニューカレドニアなど他の太平洋のデスティネーションとは一線を画す、独自の魅力を強調。赤道周辺ならではの豊富なサンゴ礁や熱帯林の緑といったアドベンチャー心を刺激する自然、1000以上の島々に800の言語が存在する文化の多様性、家族や社会の絆を大切にする豊かな国民性を紹介し、「100万の多彩な体験が待つ旅」と銘打ち、多くの感動を与える旅先であることをアピールしていく。これにともない、国鳥である極楽鳥や火山、花、サンゴ礁、花そして太陽をモチーフにデザインした新ロゴマークを発表し、同国の認知度を高める意向だ。

 これまで同国を訪れる日本人の数は年間で約3000名程度であったが、2008年は4900人を超えた。一方、2009年は7月までの累計で約58%減と苦戦している。同政観では2007年から、観光客数を年10%増にしていく5ヶ年計画「ツーリズム・マスター・プラン」を実施しており、現在の進捗状況は40%程度。今回設定した新ブランディングとロゴもこの一環で、来年の第1四半期までには現地ホテルのクオリティについての基準を設ける予定だ。

 また、現地の言葉で「同じ言葉を話す仲間」を意味する「ワントク」を冠した業界向けの新プログラム「ワントク・スペシャリスト」を紹介。これは同政観のウェブサイトでクイズ形式で同国にまつわる知識を広め、合格者をスペシャリストとして認定するもの。2010年1月からはニュースレターも配信や各種メディアへの露出も予定している。

 このほか、セミナーではサーフボードを地元の子供達にプレゼントする「サーフィンキッズプログラム」実施した吉川共久氏、堀口真平氏、山浦宗治氏の3名のサーファーに対して、親善大使の授与式を実施。写真家の土屋尚幸氏がサーフィンの魅力を、フリーランスライターの沼尻敏郎氏が現地最新情報を紹介した。