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コンチネンタル航空、カンクン送客に「使命」−アジアの中でも日本重視

  • 2009年9月25日
 コンチネンタル航空(CO)は9月15日、カンクン観光局およびメキシコ政府観光局と共催セミナーを開催した。CO日本地区営業本部本部長の高橋亨氏は、「カンクンは重要なデスティネーションであり送客の使命がある」と話し、COを利用したカンクン商品の造成を促した。COでは、今回初めてロールプレイング形式のセミナーを開催。実際に旅行会社のカウンターで商品を紹介するという設定で、より楽しんでもらえるよう工夫し、「コンチネンタル航空で行くカンクンの3つの魅力」と題して実施した。COでは、成田発が午後5時10分発で乗り継ぎ時間が約2時間と短いことや、最新鋭の機材を導入し機内サービスではAVODに対応するソフトの豊富さをアピールしたほか、カンクンからオーランドやニューヨークなどで乗り継ぐことによりさらに1都市加えて周遊できることを紹介した。

 カンクン観光局プロモーション・ディレクターのホルヘ・ルイス・テジェス・ヴィニェット氏は、遺跡やスパ、ウェディング、ショッピング、ゴルフなどのほかエコツーリズムやトレッキング、バードウォッチングなど多様な素材を体験できると説明。さらに、「アジアからの直行便も視野に入れている」と語り期待を示した。

 また、メキシコ政府観光局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏は新型インフルエンザの影響について、4月、5月がローシーズンだったこともあり「日本は予想よりも影響少なかった」と述べる。2009年の訪問者数は全体的にも日本市場も5%から7%程度減少するとの見込みで、「不況の影響が大きい」と話した。さらに、そうした状況の中でも9月から11月はアジア市場が伸びてきているという。日本市場に対しては10月にFAMツアーを実施する予定で、10月中旬から日本各地でセミナーを実施。札幌や仙台など寒い地方に対して訴求していく。