シンガポール政観、カーペン局長が初来日、進化する都市の魅力をアピール

  • 2009年9月18日
 シンガポール政府観光局(STB)局長のアウ・カーペン氏が、今年1月1日の就任以来初めて訪日し、旅行関係者に挨拶をした。JATA世界旅行博にあわせて来日したもの。カーペン氏は、世界の旅行業界が厳しい状況にある中で、シンガポールはよりよい観光素材の提供に努めてきたことに言及。来週はマリーナ湾岸地域でF1レースが開催されることに触れ、その期間には世界的に有名な歌手を招いて音楽イベントが開催されることもアピールした。

 また、今年はオーチャードロードに2つの新しいショッピングモール「アイオン・オーチャード」、「オーチャード・セントラル」が完成し、今後さらにショッピング街が活気づくことを期待。来年には2つの大複合リゾート「マリーナ・ベイサンズ」、「リゾート・ワールド・セントゥーサ」がオープンする予定であると報告した。さらにリゾート完成の後には、マリーナ地区に広大な庭園エリア「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」、マリーナ・サウスに国際クルーズターミナルが開設されるという。

 2010年は同観光局の東京オフィスが設立40周年、大阪オフィスが設立20周年を迎える記念すべき年になる。これを機にシンガポールの魅力をより多くの日本の方々に知ってもらうべく、新しい商品や素材の開発などを通して旅行業界を盛り上げていきたいとした。